2017年6月に読んだ本 1冊目~10冊目の感想です。ではサラバ!の続きです。
アインシュタイン研究会 東邦出版 2015-02-07
11.『たちまち没頭!アインシュタイン式子供の論理脳ドリル』
感想:めちゃめちゃおすすめの本。論理パズルの本です。「子どもの」とありますが、やってみると大人もハマります。中高生の勉強のウォーミングアップにも、ちょうどいいです。受験勉強の下準備として、基礎思考力をつけるのに最適です。これを薦めたお子さんが、問題を解いて「ニヤッ」とする確率、今のところ100%です。
Testosterone(テストステロン) U-CAN 2016-01-29
12.『筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法』
感想:最初から最後まで一貫性のある、スピード感のある一冊。(まぁ文字数が少ないのもあるけど)ただ、響く言葉は多い。水抜きされたエッセンス(「筋」言)がそこかしこにある。「報われない努力なんてない。考えが甘い。努力に対するリターンをデカく見積もり過ぎるから泣き言言う羽目になる。」「開始した当初は不可能だと思っていた重量や記録が気づかぬ内にウォームアップとなる。」言葉だけで筋肉痛を引き起こしそうな筋言。いや、行動しなければ筋肉はつかない。コツは「自分の小さな成長を見逃さない」こと。それは仕事柄得意だ。
13.『レバレッジ・リーディング』
感想:読書は投資であるとのこと。本当にそう思う。そのため、「仕入れ」として、目的を持って本を選ぶ必要がある。難しいことじゃなくて、「読みたい」っていうパッションを感じたなら、それは充分目的となると思う。読んだ本のエッセンスをまとめて、レバレッジメモを作る。最も大事なのは、得た情報を活用すること。大体は自分の人生を良くするものだけど、情報を「奢る」のもいい。自分が読書によって得た情報を欲している人がいたら、惜しみ無く伝える。脳に突き刺さる読書よりも、綿菓子のように膨らむ読書が好きだ。甘さを共有できるならなお良い。
ANAビジネスソリューション KADOKAWA 2015-12-11
14.『仕事も人間関係もうまくいく ANAの気づかい』
感想:アサーションが大事。アサーションとは、適切な自己主張のこと。相手もOK、自分もOKなコミュニケーションのことです。相手への気配りの精度を高めていくためには、やっぱり場数が必要。お客様にとっさに気配りできるためには、まず仲間内から。仕事仲間への気配りも大事。相手に気づいてもらおうとする気配りは「銀」、相手に気づかれない気配りは「金」。何か手伝いたいとき、でも何したらいいかわからないときは、「何かお手伝いできることありますか」と聞いてみる。そこで本音を引き出すためにも、日頃のラポール(信頼関係)づくりも大切。
北川恵海 KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2015-02-25
15.『ちょっと今から仕事やめてくる』
感想:辛いなぁ。隆が作詞した一週間の歌。大人だけでなく、子どもたちも抱えてそうだなぁ。隆が鬱憤を撒き散らすシーンでは、その場にいるみんなが被害者なんだと感じた。特に部長。部長視点で見るストーリーも、ものすごく苦しいと思う。「学校に行きたくないときは、行かなくていいんだよ」と、腕を掴む立場の自分。苦しいときには、軌道修正してもいいという心のゆとりを、早いうちに身に付けられると、いろいろ楽になると思っています。
感想:「コンビニ人間」の著者村田沙耶香さんの、2011年の作品。本作の語り手の一人、知佳子さんは、コンビニ人間の古倉さんにちょっと似ている気がする。知佳子さんは大きいスケールで世界をとらえている。世界と繋がろうとしている。一方で古倉さんは、コンビニというピンポイントな部分を世界ととらえていたはず。両者は無生物に生を見出だし、繋がろうとしているという点で似ているのかな?もう一人の語り手の里帆ちゃんは、自分の性と向き合っている。もともとある枠に当てはまるのって、意外と難しいんだよね。性別すら、きっと。
17.『イニシエーション・ラブ』
感想:読んだ。そして「あれ?」ってなった。違和感は感じてたけど、自分では解決できず。解説サイト(ゴンザの園様)のお世話になり、納得に至りました。初恋が実って結婚する方々は素晴らしいと思います。でもそれって多分少数派です。正解には一回でたどり着けないのが、どの分野でも当てはまると思います。とりわけ恋愛は、成就したときと失ったときの感情の触れ幅が大きいから、それを認めたくないのもあるでしょうが。過去を踏まえて乗り越えるからこそ(もちろん簡単ではないけれど)人間的魅力も増していくのかな。マユちゃんこれからも頑張れ。
感想:全能神ではなく、「機能神」という特定の願いを叶えてくれる神様を紹介した本。中には「三角関係解消専門の東部シベリアの神様ラビンガ」という神様もいるようです。昼ドラで重宝されそうです。いろんな神様がいるけれど、最後には…っていう最後のページが、暖かくていいなと思いました。
19.『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』
感想:著者も書いている「量は質を産み出す」というのは、大学院時代の先生が教えてくれた言葉だ。「食事と入浴の時間以外は、ずっと心理学を勉強していなさい」と話す彼の言葉に、「そんな無茶な」と反応した当時。今となっては、もうちょっと勉強できたな、特に、その時期にもっと本を読んどけば良かったなと思える。著者によると、「悩めば悩むほど、明確な宝の地図を手にいれたようなもの」とのこと。宝の在りかは本の中に示されている。「今日読んだ本に、こんなことが書いてありましたよ」と、好きな人に贈るのもおすすめだという。素敵だ。
20.『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部「兵士の娘Ⅲ」』
感想:本須麗乃は、異世界に住むマインの心に憑依してしまう。底は本が存在しない世界。現代の日本の文明では当たり前のものも、ここにはない。作るにも、材料や道具もなかなか手に入らないから、それを調達するところから始まる。でも、髪飾りとか、お菓子とかもこの世界では貴重で、高く売れたりする。マインはいろいろ物を調達して、加工して、売ってお金を手にいれますよという話。当たり前の価値観を、違った視点から見させてくれて面白い。ゲームのアトリエシリーズみたいな雰囲気。
小山 竜央 KADOKAWA 2016-09-29
21.『スマホの5分で人生は変わる』
感想:まとまった時間を確保するのは難しい。でも、隙間時間は意外とある。そういうとき、何気なくスマホを使っちゃうけど、どうせなら自己成長に繋がるアプリを使って、目標達成を目指そうよっていう話。おすすめアプリがいろいろ紹介されてた。lino、1day1do、swokitあたりが気になる。いくつか使ってみて、良さそうなのは使い続けてみようかな。ま、あくまでスマホはツールなんですけど。
22.『何者』
感想:光太郎は、ペルソナ5の竜司って感じ。瑞月は、ハチクロの理花さんって感じ。光太郎が一番魅力的に見える。それは、一番等身大っぽいからかな。作られたカッコ良さは、最初は周りの受けがいいかもしれない。でも作られた感じが伝わっていくと、ありのままのカッコ悪さよりも、魅力を失うのかも。というか、カッコ悪いの定義は、いくらでも引き下げていい。そしたら、大部分がカッコいいになる。段々カッコ良さもどうでもよくなる気がする。行き着くところは、等身大のフィット感。大人になるというのは、「丁度いい」を探すことかもしれない。
と、なんとか6月の22冊をまとめ終わりました。
もう7月も終わりですね。
次回は7月に読んだ本をまとめたいと思います。では!
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