祥子の職業は「見守り屋」。
夜通し依頼人の頼みに応じて、何かを見守る。
それは人だったり、ペットだったり。
仕事明け、
ランチで酒を飲むのが祥子の楽しみのようだ。
世の中の時間の流れと逆行しながら、
不安になることもある。
ただ、彼女を必要としてくれている人も確かにいる。
依頼人の人生は一言では語れない重いものもある。
しかし、
祥子によって一晩限りのフィルターで見る世界は、
通りすぎていく駅のようでもある。
祥子の見守りを必要としている人は、
他にもまだいるかもしれない。
一つ一つの話が短めで、軽めに読める。
雰囲気が好きな作品。
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