卒業式に向かうはずの女子中学生が、
石造りの部屋に閉じ込められるところから物語は始まる。
「卒業式に遅れちゃう!」というマインドで始まった物語は、
坂を転がるように、どんどん展開してしまう。
あまり気持ちのいい話ではない。
しかし、登場人物を人間ではなく、
生物という視点で見ると、似たようなことが自然でも起きていると感じる。
なんなら人間も、数千年前までは似たようなことをしていたかもしれない。
闇の中でも目をつぶらず、立ち向かう練習になるかも知れない本。
でも好みは分かれる。
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