読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2365ページ
1.ハチミツとクローバー「君は僕のたからもの」【コミックス未収録話・2】 (その他)
まさか続きが読めるとは。野宮さんとあゆのその後の話。本編よりも2人の顔が和らいでいて、安心した。今すぐ答えは出さなくていいんだ、きっと。多分あゆは、「あと何枚お皿を焼いたら、もう焼かなくなるだろう」とは考えないはず。野宮さんは、ずっと土をこねこねするあゆを、見守っていてくれる人だと思う。(途中でうまく抜け出して、あゆが気づかぬうちに戻ってくる器用さも持ち合わせているだろうから)「飽きないねぇ」って幸せのかたちの一つだ。「今、そう思える」ってだけで、十分なんだ。2019年の記録はこの作品から始めよう。
2.ウズタマ
血の繋りは絶対的なものではない。血が繋がっていても、心が通じあっていない関係もある。一方で、血が繋がっていなくても、心が通じあっている関係もある。毎日会う家族よりも、久しぶりに会う目の前の相手に、包み隠さず自分をさらけ出せるときもある。鳥の雛が初めて見たものを親と思い込むように、小さい頃に注がれた愛情は、消えることはないのであろう。これからも、親鳥が卵を暖めるように、子どもたちの心を暖めていきたい。
3.3秒決断思考 やるか、すぐやるか。
著者同様、自分も「やりたくないことはやらないように工夫する」とか、「すぐやる」姿勢がまずまずある。出来事に対して、やりたいかやりたくないかで判断して、やりたくないが通せるならやらない。迷う時は、物理的に無理でなかったら(ダブルブッキングでなかったら)やるようにしている。忙しい日々と、暇な日々(不登校、休学中)を経験してみて、どうやら忙しい方が合っているとわかった。以下本書で共感した部分。「あわてること事態よりも、あわててしまった状況に問題あり」「向き不向きは結果とは関係ない。向いてなくても結果は出せる」
4.0歳からの「くもん」―歌と絵本が育てるあかちゃんの脳とこころ (eduコミユニケーションMOOK)
図書館で見つけて、昨年子どもが生れた友達夫婦にプレゼントしたいなと思った本。「読み聞かせ」だけでなく、「歌いかけ」が効果的。お母さんの言葉はマザリーズ(母親語)と言われ、あかちゃんの身体や言葉の成長を促すとのこと。独特の高音やイントネーションが大事らしい。お母さんはそういうの上手だなぁって思う。くもんさんの本なので、「読み聞かせは私たちに任せて!」って感じで、Baby Kumonに入りたくなる。「やりとりぶっく」がとてもステキ。
5.1Q84 BOOK 1
554ページもあるBOOK1。スピーディーに展開する部分もあれば、まどろみの中の夢のように、なかなか進まないと感じる部分もあり、同じ時空の中で進んでいない感覚になる。これからBOOK2、3へと続く。青豆と天吾が過ごす世界が、少しずつリンクしてきているなと思い始めたら、24章で天吾が不思議なことを述べる。ふわふわとした読後感の中で、続きが気になって2冊目へ。
6.3月のライオン 14 (ヤングアニマルコミックス)
読みながら涙が溢れそうになったり、みんなと一緒に食卓を囲んでいるような気分で笑ったりな前半。藤原デザインチームにまた出会えたり、文化祭どうなるのって思ったりな後半で盛りだくさんだった。はぐちゃんがまた元気に作品を創れるようになった様子がわかって、とても嬉しかった。
7.ふだん使いのマインドマップ 描くだけで毎日がハッピーになる
マインドマップの描き方が書かれている本。ためしにやってみたいと思っていたので、読んでみた。セントラルイメージを描くとき、なかなか描かない絵を描くことになるが、これがまたいい体験になる。子どもたちとも一緒にやってみたが、みんななんともむず痒そうな、でもスッキリした気持ちもあるような、そういう表情をしていた。スケジュール管理やノート術にも役立つようだ。
8.図解 マインドフルネス瞑想がよくわかる本 (健康ライブラリー)
ちょっと迷ったときに、一ページだけ、この本を開いてみるといいかも。ありのままを感じるマインドフルネスの考え方は、必要なときに取り入れられれば十分。「ずっとマインドフルな状態でいなきゃ!」っていうのは、逆に辛くなる。ふと思ったときに、自分を自分でメンテナンスできる力って大事だな。
9.1Q84 BOOK 2
パシヴァとレシヴァに「なるほど」と思う。自分の生活の中にも、パシヴァとレシヴァは存在して、自分がパシヴァであるときもあれば、レシヴァであるときもある。そんな風に考えていると、空の月を確認してみたくもなるが、まだ空は明るく、月の見える時間ではない。ポイントが切り替わって、1Q84年に来てしまった青豆のように、僕も201Q年に迷い混んだのかもしれない。観客が自分の席に腰を落ち着けるのよりも早く先制点が決まった試合のように、あまりにも早く僕の201Q年も動き出してしまった。
10.ポケモンをつくった男 田尻智 (小学館版学習まんがスペシャル)
歴史上の人物と同じように、まんがになるのはすごい。それだけ短期間で、広い活躍をしたということだろう。田尻さんは、何かに興味をもったときの探求心がすごい。昆虫の習性、ゲームの攻略をとことん突き詰める。そしてそれを、人に伝えられる形にする。このことから、いきなり作る人(クリエイター、リーダー)になれるわけではなく、徹底的なフォロワー・攻略者という段階を通過することがわかる。徹底的なフォロワー・攻略者になることだって難しい。そういう才能を子どもたちに見つけたら、後押ししたい。教室の子どもたち向けに買った本。
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