2019年3月読書記録
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2089ページ
■マインドマップ読書術―自分ブランドを高め、人生の可能性を広げるノウハウ
著者は「オリジナルとは、誰かのオリジナルにほんの少しの自分モードの「ふりかけ」をかけたもの」と話している。なるほど。ふりかけをかけたものをとりあえず提供する(アウトプットする)のと、「こんなもの人には出せないよ…」と尻込みするのでは、後に大きな差になりそうだ。マインドマップに書き起こすことで、記録となり、読み返しやすくなる。また、人に伝えやすくなる。何かの情報刺激から、構造的にメモをとるという行為事態が、とても価値のあることのように思える。高校生や大学生ができるようになると、授業も楽しいと思う。
読了日:03月05日 著者:松山 真之助
■北欧女子オーサが見つけた日本の不思議 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
スウェーデンから来たオーサさんのコミックエッセイ。セーラームーンに憧れて日本に来たとのこと。日本の不思議なところが、オーサ目線で描かれている。たどたどしい日本語だけど、一生懸命に日本語で表現しようとする姿がキュート。正しい文法でなくても、背景にあるパッションは十分に伝わるなぁと感じる。(そもそも日本人でも文法を正しく使えているかどうかも怪しいしね)別の言語でアウトプットをすることの勇気を貰える本。
読了日:03月06日 著者:オーサ・イェークストロム
■メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)
著者は小学生の時から弾き語りでおひねりをもらって生活していたとのこと。それが今のSHOWROOMに繋がっている。調子が悪い時は、メモを見返すと、元気が出てくる。今は気分が向いたときに書いてる感じだけど、毎日もっと量を書いた方がいいんだろうなぁ。
読了日:03月11日 著者:前田 裕二
■神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り
1年後の自分がどうなっていたいか、目標は明確にする。実現の手段は自動的に見つかっていく。目標は常にアップデートしていく。リフレーミングができるようになるとメンタルは柔軟になる。ポジティブな口ぐせを習慣化する。人は忘れる生き物だから、忘れない工夫をする。知識の5深度→1知らない、2聞いたことがある、3知っている、4できる、5教えられる。目標は更新するためにある。実現するまで繰り返す。
読了日:03月14日 著者:星 渉
■今日を生きる
『だから、あなたも生きぬいて』の著者、大平光代さんの本。前作の9年後のお話。ダウン症と診断されたお子さん。一歳過ぎのお子さんに対して、ある母親から「小さいですねぇ。標準と比べてどうなんですか?」と聞かれ、大平さんはプチンと切れてしまったとのこと。この標準と比べてっていうのに怒りを覚える気持ちはすごくわかる。相手も何気なくいってるんだろうけど、受けとる方は本当に敏感になる。月並みな言葉になっちゃうけど、その人の人生はその人しか体験してないから、標準と比べられても困るよね。「我慢を覚える」ことの大事さも納得。
読了日:03月21日 著者:大平 光代
■なぜ、占い師は信用されるのか? 「コールドリーディング」のすべて
But(しかし、けれど)の前は弱められ、後ろは強調される。これは無意識にやってる人いそうだなぁ。自分の思いが伝わりにくいときは接続詞を見直してみるといいのかも。全体通して、仕草など言葉の内容以外に驚くほどの情報量があることがわかる。
読了日:03月21日 著者:石井 裕之
■北欧女子オーサが見つけた日本の不思議 (2) (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
二冊目は日本語がすごく上手になってた気がする。わかるわかるー、って話もあれば、ちょっとオチがわからないなぁって話もあり笑。前者は万国共通なネタで、後者は着眼点の違いから生まれるものなのかなぁ。ネタとしてはちょっと恥ずかしいエピソードもあるんだけど、絵がキュートだからコミカルに読める。作中でも書かれているけど、ちょうどいいデフォルメって大事だなぁ。続きも楽しみ。
読了日:03月23日 著者:オーサ・イェークストロム
■消滅世界
頭を両手で鷲掴みにされて、ぐわんぐわん揺さぶられるようなお話。夫婦間で子どもを生むことはなく、夫にも妻にも、外に恋人がいるのが当たり前の世界。日本の一部の地域を楽園(エデン)とし、全ての「子供ちゃん」を「おかあさん」として育てる社会が出来上がっている。そこでは自分の子どもという概念はないし、男の人も女の人も「おかあさん」になれる。あまりにも無機質な世界がそこには広がっているが、「フィクションの世界の話だろう」と流すことが難しいリアリティーを感じてしまう。十分にあり得る未来のひとつかもしれない。怖いなぁ。
読了日:03月26日 著者:村田 沙耶香
■ボーダレス
面白かった。誉田哲也さんの作品は「武士道ティーンシリーズ」しか読んでないから、作品の雰囲気の変化に驚き。とはいえ、「ピンチを切り抜けるかっこいい女子」という点では共通しているのか。芯のある女性を描くのが本当に上手だと思う。
読了日:03月28日 著者:誉田 哲也
この記事へのコメントはありません。