人生の中で、本気で何かに取り組んだ期間というのは、とても貴重なものです。
僕にとってのそれは、大学院生時代でした。
こんばんは。ルートです。
今日は僕の大学院生時代の生活について紹介させていただこうと思います。
この記事を読むことで、
これから大学院で学びを深めようとしている人の参考になればいいなと思います。
また、「そもそも大学院って未知の世界過ぎてよくわからない」っていう方にも、
大学院生の生活の輪郭ぐらいをわかってもらえれば、新たな発見になるかなと思っています。
それでは、よろしくお願いいたします。
1.朝7時に自分で開けたカーテンを、深夜12時に自分で閉める日々
僕にとっての大学院生時代を、一言で表すなら、
「朝7時に自分で開けたカーテンを、深夜12時に自分で閉める日々」
と言えます。
朝7時に学校に行って、院生室の窓のカーテンを開ける。
朝食を家で食べて来れなかった日は、来る途中のコンビニで買ったおにぎりを自分のデスクで食べながら、
パソコンを起動する。
8時50分の授業開始までに、その日に使うであろう資料の最終チェック。
それが済んだら、授業に出る人数分を印刷して、いざ授業へ。
授業は夕方まで、時には夜まで続いた。
特に火曜日は、授業が終わるのが夜9時過ぎということもあった。
夕食は、同学年のみんなと取ることが多かった。
「今日も1日お疲れさん」ということで、
校門近くの定食屋や学食で、あるいはお弁当を買ってきて空き教室で、
戦友たちと束の間の休息を楽しんだものだった。
夕食をとったら、また次の日以降の課題に取り掛かる。
翌日がリミットの課題があって、切羽詰まっている時以外は、
極力、深夜12時には切り上げるようにしていた。
深夜12時に院生室の窓のカーテンを閉め、家に帰る。
1年目はほぼそんな生活でした。
大学院生は授業を受けるのはもちろんですが、
授業以外にも多くのタスクがあります。
学部生(大学生)の授業をサポートしたり、
(享受の手伝いだけでなく、自分たちが主体となって授業を進める時もあります)
学校外へ実習に活かせてもらったり、
修士論文執筆のための資料集めをしたり、実際にデータをとったり、
指導教官の部屋に虫が出たというので追い払いに行ったり
(これは僕だけかもしれませんが笑)
忙しさの質も量も膨大な日々でした。
こんな僕に対して、年中白衣を着こなし(白衣は結構あたたかい)、眼鏡がきらりと光るY先生は、
「量は質を生み出す」
という言葉を教えてくれました。
当時は、
「これ以上の時間って、どうやって捻出すればいいんだ・・・」
という感じでしたが、
今では「有難い言葉だなぁ」と、
胸の中でリフレインしています。
今なら、先生の言葉の真意は、
「素人(大学生に毛の生えたような大学院生)が、いきなり質だけを高めようとしたって難しい。」
「だが、学問の世界では、一流のものが要求される。それは、教授だろうが、大学院生だろうが関係なく要求されるのだ。」
「だから、まず量をこなすしかない。幸い大学院生時代は、”勉強だけ”をしていても怒られない。」
「つまり、寝ている時間以外は勉強してろ、そういうことだ。」
という風に受け取れます。
これって、フィールドがどこであっても応用可能な真理だと、僕は思います。
学校の勉強や仕事も、
スポーツや音楽も、
あらゆる特技やあらゆる趣味の知識も、
「圧倒的な量から生み出された本物の質」
ということが成り立つと思うのです。
2.今日の記事から僕が伝えたかったこと
本気で何かを学びたい。
そういう人を、僕は応援していきたいと思っています。
なぜなら、自分も勉強に没頭できる喜びを知っているからです。
それに加えて、僕は挫折の苦しみも知っています。
中学校時代の不登校体験や、大学院生時代の休学体験がそれです。
ただ、どちらも、
多くの人に支えられて、自分が成長することで、
乗り越えて来られたものです。
本気で何かを学びたい。
けれども金銭的、時間的、あるいはそれ以外の何らかの壁があって、
前に進むことができない・・・。
あなたがもしそういう状態ならば、
何か少しでもお手伝いできたら幸いです。
いつでもお気軽にメッセージをくださいね。
それでは、本日もお読みいただき、有難うございました。
P.S.
とにかく、いろいろあった大学院生時代でした。
「勉強になったなぁ」という部分もあれば、
「おいおいなんでそこまで言われなければいけないんだよ」という部分もありました。
またちょっとずつ思い出して、
続きを書いていきたいです。
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