こんにちは。ルートです。
早速新年2冊目の読書をしています。
2016年の読書記録#2『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』松尾豊
今読んでいる本はこちら。
『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』
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人工知能は人間を超えるか |
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紙書籍だと1512円ですけど、
電子書籍ならkobo・kindleともに486円です。
電子書籍の方が1000円以上もお得なんですね。
さて、この本によると、
人工知能研究は、今、「3度目の春」を迎えているそうです。
3度目の人工知能ブームが起きているということですね。
分野ごとに、
「人工知能が人間を越え始める」という現象が起きているようです。
人工知能が人間を越え始める
例えば、
将棋の世界ではプロ棋士が人工知能と対局し、
2014年はプロ側の1勝4敗という結果になりました。
クイズの世界では、
IBMが開発した「ワトソン」という人工知能が、
アメリカの有名なクイズ番組で人間のチャンピオンを破って優勝し、
賞金100万ドルを手にしました。
こういった、「人間を凌駕し始めた人工知能」は、
様々な分野で活用されているようです。
例を挙げるとこんな感じ。
・医療現場で、数100万件といった膨大なカルテから、患者の治療方針を的確に示す。
・料理の世界で、大量のレシピを元に、新しい組み合わせのレシピを自動的に考える。
・銀行のコールセンターに人工知能が導入され、適切な回答を自動的に見つける。
・センター試験を人工知能が受けた結果、全国の私立大学のうち8割の472大学でA判定の点数をとれる。
と、なかなかすごいことになってます。
ここまで見てきて、今後の世の中は、
「人工知能を活用しながら仕事をする」という方向に、間違いなくシフトしていくでしょうね。
あらゆる事例の中から最適解を出す、といった作業は、
人工知能の得意分野です。
人工知能の分類4段階
また、
世の中で人工知能と呼ばれるものの段階を整理すると、
次のようなレベル1からレベル4の4段階に分けられるそうです。
本書ではたくさんの荷物が積まれた流通倉庫を例に説明しています。
レベル1
大きさによって荷物を仕分けできる。
(○センチ以上は大。△センチから○センチまでは中、△センチ未満は小、など)
レベル2
レベル1のように大きさのルールに加え、
「割れもの」なら丁寧に扱う。
「天地無用」なら上下をひっくり返さない。
「生鮮食品」なら冷蔵管理。
などなど、大きさ以外の複雑なルールも取り扱えるそうです。
レベル3
レベル3では、厳格なルールを全て与える必要はなく、
いくつかのサンプルを与えたら、「これは大だな」「これは小だな」「これはどこにも当てはまらないな」
など、自分で仕分けができるようになります。
ここからは、「学習する人工知能」といったところです。
レベル4
レベル4では、「ゴルフバッグ」などの、
大きさは大だが他とは明らかに違う形状のものを認識して、
新たな効率の良いルールを作るようになります。
この中で指示が少なくて済むのはレベル1と4です。
レベル2と3には、膨大な量のデータをまず入力しておく必要があります。
レベル4が浸透してくると、
生活のかなりの部分で人工知能と触れることになっていくでしょうね。
これからの社会は、こういった人工知能との関わり方も意識していく必要があるでしょう。
案外、今起きている人間関係上の問題も、
人工知能相手なら解消してしまう、ということもあるかもしれませんね。
社会が変化していくことを念頭に置いて、
子どもたちと関わっていきたいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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