いよいよ明日午前3時45分から、
2015-16シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝が行われます。
今大会の決勝カードは、
レアル・マドリー vs アトレティコ・マドリー
2013-14シーズンにポルトガルのエスタジオ・ド・SLベンフィカで行われたカードと
同じ組み合わせとなりました。
同じ国同士のクラブの決勝となったのは、
2012-13シーズンのバイエルンミュンヘン2-1ドルトムント、
2007-08シーズンのマンチェスター・ユナイテッド1-1(PK6-5)チェルシー
2002-03シーズンのミラン0-0(PK3-2)ユベントス
1999-00シーズンのレアル・マドリー3-0バレンシア
という試合がありますが、
同じ都市(マドリード)同士の対決となったのは、
2013-14シーズンが初めてです。
この試合はアトレティコが1点リードで迎えた後半アディショナルタイム、
セルヒオラモスのヘディングで同点に追いついたレアル・マドリーが、
延長で4-1と突き離し、10回目のチャンピオンズリーグ制覇「ラ・デシマ」を達成しました。
2013-14シーズンUEFAチャンピオンズリーグ決勝出場メンバー
その時の出場メンバーはこちら
レアル:カシージャス;カルバハル、バラン、ラモス、ファビオ・コエントラン(マルセロ 59分);ケディラ(イスコ 59分)、モドリッチ、ディ・マリア;ベイル、ベンゼマ(モラタ 79分)、ロナウド
アトレティコ:クルトワ;フアンフラン、ミランダ、ゴディン、フィリペ・ルイス(アルデルワイレルト 83分);チアゴ、コケ、ガビ;ラウール・ガルシア(ソサ 66分)、ビジャ、ジエゴ・コスタ(アドリアン・ロペス 9分)
2015-16シーズンUEFAチャンピオンズリーグ決勝出場メンバー
今年の決勝のメンバーはこちらです。
レアル:ナバス;カルバハル、ペペ、ラモス、マルセロ;カゼミロ、クロース、モドリッチ;ベイル、ベンゼマ、ロナウド
アトレティコ:オブラク;フアンフラン、ゴディン、サビッチ、フェリペ・ルイス;コケ、ガビ、フェルナンデス、ニゲス;グリーズマン、トーレス
前回から4人メンバーが入れ替わっているレアルと、6人メンバーが入れ替わっているアトレティコ。
カシージャスはポルトに移籍し、クルトワはチェルシーにレンタルバックしているので、ゴールキーパーはどちらも変わっています。
注目すべきは、
BBCと呼ばれるベイル、ベンゼマ、クリスティアーノロナウドが残っているレアルに対し、
グリーズマン、トーレスに前線が変わっているアトレティコの違いでしょうか。
ロナウドは今季UCLで16ゴールをマーク。2013-14シーズンに自身が残したシーズン最多記録にあと1ゴールと迫っています。決勝で2ゴール決めると、記録更新となります。
また、チャンピオンズリーグ決勝で3大会連続ゴールを決めた選手はまだいません。2大会の決勝でゴールを奪っているのは、ラウール・ゴンサレス(2000、2002年)、サミュエル・エトー(2006、2009年)、リオネル・メッシ(2009、2011年)とロナウドの4人のみ。もしも今大会ロナウドがゴールを決めると、史上初3大会連続決勝でゴールを決めた選手になります。
リーガエスパニョーラ最後の2試合で4得点を決めたロナウドは、リーガの得点ランキングでバルセロナのルイス・スアレス(40得点)に次ぐ2位(35得点)に終わったが、6シーズン連続で30得点以上をマークしたリーガ史上初の選手となりました。
ベイル(先発出場21試合19得点)とベンゼマ(先発出場26試合24得点)は、それぞれ2013年と2009年にマドリーに加入以来、リーガでの得点数で自己ベストを更新しています。
一方のアトレティコで特筆すべきは失点の少なさ。
今季リーガでは18失点しかしていません。これは欧州トップ5リーグにおける1試合あたりの最少失点記録です。
GKの ヤン・オブラクは、リーガでアトレティコ史上最多の24試合無失点を記録。それまでの最多記録は2012-13、2013-14シーズンのティボー・クルトワの20試合でした。
グリーズマンは今季リーガで昨季と同数の22ゴールをマーク。全公式戦ではここまで32得点を挙げています。また、 アトレティコのフィールドプレーヤーで今季リーガ全試合に出場したのはグリーズマンのみ(先発出場36試合、途中出場2試合)。チャンピオンズリーグでは全試合に先発しており、替えのきかない選手となっています。
古巣に復帰したトーレスは、今季リーガ通算11ゴールとし、2009-10シーズン以来となる2桁得点を記録しました。
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