2019年5月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1951ページ
1.クローバー
散歩中に四つ葉のクローバーを探してみた。なかなか見つからない。一枚の葉がきれいに裂けて四つ葉風になっているのはあった。小学生なら四つ葉と言い張るかもしれない。でも葉が4枚というのは見つからなかった。冬冶は、双子の姉の華子と父と母の4人家族を、四つ葉のクローバーに例えている。冬冶と華子は、最初は一枚の葉が半分に裂けた存在だったかもしれない。しかし、それぞれ大切な人に出会えて、一枚の葉として形になった。冬冶はドーナツを探すように頼まれたけど、「四つ葉のクローバー見つけてきたらいいよ」って条件もまた素敵かもね。
読了日:05月16日 著者:島本 理生
2.厨房ガール!
料理学校SWATに通うメンバーのお話。すでに社会人経験を経て入学したメンバーがほとんど。緊張すると相手を投げてしまう主人公の理恵。実際に遭遇したら大変だな笑。料理の話題とともに、ミステリもほんのり。意外と重めの事件もあり。
読了日:05月16日 著者:井上 尚登
3.絶望の国の幸福な若者たち
古市さんの本。『平成くん、さようなら』を読んだあとに読んだ。こっちが彼の本職の文章だろう。朝の情報番組では、予想外の角度からのコメントが多い、というのが一般的な評価だろう。けど、いろんな文献、体験をもとに話しているんだなというのが、この本を読んだあとに抱いた印象である。主観と客観を分けて考えることが大事。古市さんの他の本も読もうっと。
読了日:05月28日 著者:古市 憲寿
4.あられもない祈り
なぜ温度差は生まれるのか?なぜすれ違いは生じるのか?そう考えながら最後まで読んだ。p104「目を閉じて言い聞かせる。たしかに私は馬鹿だったし、遅すぎた。だけどここにたどり着くまでにはどの過程を抜かすこともできなかった。一から七には飛べない。」ひとしきり考えたあとで、この文章に少しだけ救われた。
読了日:05月28日 著者:島本 理生
5.ファミコンに育てられた男
以前からフジタさんの存在や活動は知っていた。ただのコレクターだろうなと思っていた。youtubeでも見かけるようになり、書籍を購入。小学校入学前に母が亡くなり、父は同級生の母の家で暮らすようになったとのこと。小学校2年生から、ファミコンと共に独り暮らしをしてきたフジタさん。ゲームに救われることもあるよなぁ。中一のとき不登校になった自分に、小学校のとき3年間担任だった先生が声をかけてくれた。あえて軽い調子で、「ドラクエ7をやってて休んでるんでしょ」と。実は教育者こそ読むべき一冊なのかもしれない。
読了日:05月28日 著者:フジタ
6.わたしたちは銀のフォークと薬を手にして
先日中学校の同窓会に行ってみた。成人式以来、10年以上振りに会う人ばかり。10人ほど集まって、結婚していないのは自分だけ。肩身の狭い思いをしていたが、一人が「これから楽しみがあっていいなぁ」と言ってくれた。それに深く頷く人もいた。ただの慰めの言葉だけではないように思えた。社会では「まだ」結婚していないと見られる自分を、「これから」結婚する人と見てくれる同級生は暖かい。結婚していない人も、結婚している人も、それぞれが悩みを抱えていることがわかった。知世や知夏のように。今の自分には雰囲気が合っている作品。
読了日:05月30日 著者:島本 理生
7.前祝いの法則
やりたいことは、さきにお祝いしちゃって、やれたことにしちゃおうという本。第一印象はなかなか驚きかもしれない。コンフォートゾーンを今より外に設定して、それに引っ張られる感じ、Fake itする感じですね。「いかにモチベーションを下げないか」を目指した方法な気がするなぁ。
読了日:05月31日 著者:ひすいこたろう,大嶋 啓介
8.定年後も安心! 桐谷さんの株主優待生活 50歳から始めてこれだけおトク
優待も含めた優待利回りを考える。株を保有していて優待券がもらえれば、銀行に預けておくよりも利回りはプラス。何事も経験だから、試してみたいなぁ。トレダビ(仮想株取引アプリ)で練習してからかな。
読了日:05月31日 著者:桐谷広人
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