カムチャッカ沖に浮かぶ大型船。
それは、蟹を獲ってすぐに缶詰に加工する工場でもあった。
働くのはもちろん人間。
雇用者が成果をあげるために、労働者はより過酷なノルマを課せられる。
「大変な環境だった」と一言では済ませられないような様子だったろう。
読んでいて、もしも自分が缶詰を買う側だったら、
ああいう劣悪な環境で作られているのは心配だなと思う。
でもきっと当時はその情報も買い手にはあまり伝わっていなかっただろう。
アンフェアなことが減っている(はず)というのは、
現代の総情報発信者社会も役立っていると思いたい。
この記事へのコメントはありません。