嫌われる勇気のアドラー心理学を不登校生徒支援の視点で考えてみる

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こんにちは。ルートです。

 

今年流行っている本の一つとして、

『嫌われる勇気』という本がありますね。

 

WS000263

2015年10月27日現在で、Amazonランキング15位。

667日間、ランキング100位を維持しています。

 

 

『嫌われる勇気』は、アドラー心理学を解説した本です。

この本は「アドラー心理学とは」のように教科書調で書かれている本ではなく、

「青年と哲人の対話篇」という物語形式で書かれています。

 

 

そのため、小説のように読みやすく、

感情移入しながら読むことができました。

 

 

この本が伝えたいことは、

「主観と客観を分けましょう」ということのように思います。

 

 

この本の71ページに、

「人間の悩みは、全て対人関係の悩みである」と書かれています。

 

この一文を知れただけでも、

この本を読んだ価値があるなぁと思いました。

 

 

人よりもお金持ちでいたいとか、

人よりも高い社会的地位を得たいとか、

人よりも美しくありたいとか、

 

人間だれしも、「人と比較した基準」を持ってしまいがちです。

 

特に僕がいつも関わっている不登校の生徒たちならば、

「学校に行っている同級生と、行っていない自分」ということで、

自己受容ができない状況に陥ることが多いです。

 

 

 

ただ、一方で、

「学校に行っている」という事象を取り除けば、

他の部分ではとても優れた部分も持っています。

 

 

 

例えば、

ある子は率先して片付けや洗い物を手伝ってくれるし、

ある子は後輩思いでよく声かけをしてくれたり、

ある子は好奇心旺盛で学校の勉強という枠組みにとらわれずに色んな知識を吸収したりしています。

 

 

僕は不登校の子どもたち、

適応指導教室に通級する子どもたちと関わる時に、

こういった「目の前のその子の良さ」を見つけて、伝えるようにしています。

 

 

つまり、

「人と比較した良さ」ではなく、「その子が持っている良さ」を伝えるようにしているということです。

 

 

 

この方法と同様のことを、我々は自分自身にも行う必要があるなと、

この本を読んで思いました。

 

つまり、

「誰かと比べて見つかる幸せな人生」を追い求めるのではなく、

「自分がどうありたいかを優先した幸せな人生」を追い求める方が、

ゆとりをもって過ごせるし、成功に辿り着きやすそうだよね、ということです。

 

 

もちろん、後者の人生を追い求めるためにも、

一定の努力は必要です。

 

ただ、

「目的達成に伴わない努力」よりも、「目的達成に近づいていると実感できる努力」ならば、

頑張れそうだよなぁと思うわけです。

 

 

人と比べて必要以上に落ち込んでしまうよりは、

ゆとりをもって自分自身と向き合いたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

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著者:ルート


不登校の子どもたちの支援者として働いているルートです。中学校1年生の時の不登校体験や大学院時代の休学体験を活かし、同じ悩みをもつ子どもたちの支援者となりました。 メールでお子さんの相談を受けたこともあります。お困りでしたら、何か力になれるかもしれません。

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