数学ガール、TEDトーク、リーダー論など、2018年1月の読書まとめ

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2018年1月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2123ページ
ナイス数:138ナイス

 

1.最後のロッカールーム 魂の言葉

すごいな。エネルギーが詰まってる。優勝チーム以外は、どこかでいつか敗れる。敗者チームの監督は、選手たちに言葉をかける。その試合の頑張りを労う言葉、これまでの努力を労う言葉、これからの彼らを応援する言葉、それぞれである。その瞬間を共有したメンバーたちにとって、その敗戦が資産となればいい。そしてこういう風に活字化することで、他の人にも伝えることができる。映像で見た方がインパクトはある。活字なら、各大会の記録をワインセラーのように保存しておける。「半端ない」を越える名言は今後出るのかな。

 

 

2.フツーの主婦が、弱かった青山学院大学陸上競技部の寮母になって箱根駅伝で常連校になるまでを支えた39の言葉

「図と地」という言葉がある。表舞台に立つ選手が「図」なら、寮母などスタッフたちは背景の「地」であろう。寮母は「駅伝スタッフ」の中でも、監督やコーチと比べたら裏方なのかもしれない。でも、必ず組織には裏方の仕事がある。裏方も含めてうまく回っている組織が、成功をつかんでいるのだろう。また、その「裏方力」が注目されている時代でもある。必ずしも主役でなくていい。というか、主役と裏方は「図と地」の関係のように相対的なものであり、誰しも自分の仕事においては主役なのだろう。

 

 

3.自分を好きになる方法

6人のリンデが出てくる。それぞれの時間軸で、各々が主人公だ。3歳のリンデは、他のリンデを知らない。63歳のリンデは、全てのリンデを知っている。16歳や28歳のリンデは、これから先もっといいことがあるはずだと、下唇を噛んで耐えるかもしれない。34歳のリンデは、どこか虚ろだ。47歳のリンデは、「自分の人生をよくするためには主体性を」と張り切る一方、少女時代のような踏み出す勇気を持ち合わせていない。僕は、28歳のリンデと、34歳のリンデの間にいる。僕がマイルストーンを置くなら、何歳の時になるだろう。

 

 

4.山猫珈琲 上巻

流れていく毎日に目を凝らして、ひとつひとつ欠片を広い集めていくと日記が書けると思う。それに視点の移動を加えて、「自分の方から見なくても伝わるな」という形にデフォルメしたら、エッセイになると思う。湊さんのように、素麺やジャムの瓶に対する常識が見直されるのは、こうして文字にして人に伝えられるからだ。自分の日常という何でもない山の果実を、年代物のワインのようなおもてなし品に昇華するために、エッセイというのは産み出されたのかもしれない。SNSが流行る昨今、みんな自分の日常に付加価値を付ける術を身に付けたんだな。

 

 

5.インスタント・ジャーニー

ショートショートはあまり読み慣れてないけど、こんな感じなのか。分量が短い分、輪郭をはっきりとさせる必要があるんだな。世にも奇妙な物語とか、落語の小話のような感じ。「帰省瓶」「理屈をこねる」「マトリョーシカな女たち」「虚無缶」など、とんちの聞いた話が面白かった。1アイテムをモチーフに、多角的に見て、どのくらい想像を膨らませられるか。ショートショートを創ると、頭が活性化しそう。いいトレーニングだ。その力を養うと、人との関わりにおいても相手を責めずに「そういう考え方もあるんだ」って思えるようになるかもしれない。

 

 

6.数学ガールの秘密ノート/丸い三角関数

第5章の三角関数の説明で、「そっか、三角関数もベクトルも同じなんだ」と豆電球が光った。高校の数学になると受験ありきで解くための数学に偏重してしまう。点数を取り続けられる人はいいんだけど、そうでない人もいる。中学校時代は数学が得意分野だった人でも、高校で苦手になる人もいる。テストに追われず、じっくり数学を味わえるのは、幸せなことだな。円の面積を方眼紙で求める頁の時に、「マイクラで円形の建築物を創るときの参考になるな」と思っちゃうぐらいがちょうどいい。教えるときも、遊び心を忘れないようにしよう。

 

 

7.数学ガールの秘密ノート/数列の広場

ある事象において、不規則、でたらめ、ランダムと判断するのは、まだ早いかもしれない。芸術作品も、巧妙な計算に基づいた美しさを含んでいるはずだ。数列の中には、簡単には規則を見出だせないものも多い。しかし、一度見つけてしまえば、どれだけ先の未来も予測できる。また、規則性がわかれば、膨大な全体像を、コンパクトに記憶に収納できる。全てを覚えていなくても、始まりがあれば、続きを生産できるようになるのだ。「例示は理解の試金石」であるとのこと。体験を伴って見つけた公式は、財産になりそうだ。

 

 

8.リーダー論 (講談社AKB48新書)

「感情ではなく、その感情を抱いた理由を伝える」、とか、「大丈夫?と口にして、心に触れてしまったなら、その人とガツンと関わらなきゃいけない」とか、日々悪戦苦闘しながらチームをまとめていった彼女の姿が伺える。姉妹グループも増え、一人で全てに関わりきれなくなったときは、主要メンバーに「任せる」こともできるようになったとのこと。部活の部長、キャプテンなど務めている人にはオススメ。自分も大学1年のとき、先輩方ばかりの社会人フットサルチームで、代表をやらせてもらってたときのことを思い出した。

 

 

9.TEDトーク 世界最高のプレゼン術

大人数に向かってスピーチをする機会なんて滅多にないって?だからスピーチの技術は必要ない?私も以前はそう思っていました。しかし、聴衆はフロアだけにいるわけではないのです。もっと個人的なトークの場は、誰の元にもあると、気づかされたのです。そう、身近な相手とのトークの場でも、本来、話し方の技術は使われるべきかもしれない。だって、人に思いを伝える、もっと言えば、人を動かすトークが必要なときもあるでしょう。そんなとき、この本はあなたを助けてくれるでしょう。さぁ、あなたの話に、頷いてくれる人を増やしましょう。幸運を。

 

ということで、2018年1月に読んだ本は9冊、
読んだページ数は2123ページでした。

 

昨年は144冊読みました。

区切り良く、10冊、3000ページぐらいのペースで、

今年も120冊以上は読みたいですね。

 

 

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著者:ルート


不登校の子どもたちの支援者として働いているルートです。中学校1年生の時の不登校体験や大学院時代の休学体験を活かし、同じ悩みをもつ子どもたちの支援者となりました。 メールでお子さんの相談を受けたこともあります。お困りでしたら、何か力になれるかもしれません。

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